STUDIO BEAR BIRD

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2018.10.28
大豆の収穫   ヨメちゃん日記

朝6時30分、30分、30、、zzzz

いかん、起きねば!

ガバーっと布団を持ち上げ、ドタドタと台所へ
朝はお弁当作りから始まるのだ

まだ眼が覚醒していないが、体は動く(この時は自動操縦状態なのだ)
土鍋のカタカタぷヒューっ!
の音がなる頃には部屋も体も温まっていた

仕度が整う頃にはコーヒーの香りが立ち込め
外庭の景色を見ながら
今日も一日頑張るぞー、エイエイオーっ!の掛け声(2人です)
いってらっしゃーいの後、朝の小仕事を終えていそいそと畑へ向かう
大豆の収穫日なのだ

実は忙しいことを理由に4ヶ月間で数えるほどしか世話をしていない(あわわ)
しかも、台風後はすごいことになっているだろうなあと心配しつつ様子を見るのが怖かったのだ
(いいわけです)

申し訳なさそうに畑に入ると
いい加減な母親をよそに美しい黄葉を見せ、たわわに実らせた大豆たちがぷーっくりお出迎え

強風に周囲の竹は数本倒れ、大豆たちも倒れてはいたものの無事だった

植物の生命力に圧倒されながら1本1本刈り取ってゆく
根粒菌の力で土はフカフカ気持ち良い
(本当は葉が落ちるまで放置なのですが倒れてしまったので早めに収穫しました)

丸々とした豆たち、、、
なんて愛おしいのだろう

片手に握れるほどの量を植えたはずなのに、収穫は軽トラ満載という見事な豊穣ぶり
一粒万倍を実感し、苦境な年にも実りを与えてくれたことに感謝がこみ上げる

ものに溢れる時代、お金さえあればなんでも手に入る
泥にまみれ、汗を流し、虫に刺されながらも若者が農に帰ることを周囲はなんと見ているだろう

なんと思われようとも土から離れられないのだ
土に触れ、小さきものを見つめながらに大局を見すえる人々を知っている
尊敬するその人々には気高さと謙虚さ、何よりも深く温かな心情が滲み出ていた

若輩者にはその美しさの源流がどこから来るのかわからなかった
今も我武者羅になるばかりの日々
ふと振り返り反省の連続だ

夕刻になり作業も終盤に差し掛かった
小屋に束にしたものをかける
できた大豆は来年初旬に味噌や醤油の材料にするのだ

丸々とした一粒
ここから生まれるものは計り知れない大きな喜びなのである

たくさんの笑顔を思い浮かべる

ゆっくりで良いのだ、つまずいても良いのだ、変化を楽しむのだ
少し早いが今年を想う

うんうん、そうやって成熟してゆくんだもの

ヨメちゃん日記  帰農記 つづく