STUDIO BEAR BIRD

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2019.01.06
弔ふ建築

ある興味がそそられる題名の本を見つけた。

日本建築学会が鹿島出版会から出されている本。

本の帯に「死と向きあい、冥福を祈る、終(つい)の空間。」

と書いてある。

特に気になったのは第1章「終の風景」に紹介されている場所は僕の旅とも重なり読みながら思い出していた。

聖なる大河ガンガーでの沐浴と火葬インド・ヴァラナシ

魂が空に還っていく天葬チベット・ラサ

世界一美しい墓タージ・マハル インドアグラ

共同墓地に増設された名作「ブリオン・ヴェガ墓地」カルロ・スカルパ イタリア・トレヴィーゾ近郊 

市民に愛された世界遺産となった「森の火葬場」エーリック・グンナールアスプルンド スウェーデン・ストックホルム

故人に対して世界には多様な弔い方があり、その土地の民族性や宗教観が色濃く表れ、ここで紹介している場所は僕に死生観を真剣に考えさせられる場所でもあった。

本は世界の弔い方や建築を紹介して、火葬国として日本の歴史や問題点を説明しながら現代日本の火葬場を紹介している。

槙文彦さん「風の丘葬祭場」

伊藤豊雄さん「瞑想の森」

遠藤秀平さん「筑紫の丘斎場」

などなど。

この本を読みながら思い出した、僕が見た「終の空間」はどんなものだっただろうか。

写真と共に弔ふ建築のお言葉をお借りしながら紹介していきたいと思います。