STUDIO BEAR BIRD

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2019.01.02
地球探訪 はじまり

太陽、空気、水、土(四大元素)と”空”これらは常に状態を変え続け
物質循環の道筋であり、生命そのものの根源ではないかと感じます

これら根源から生み出されるのはミクロの世界の原子
宇宙創生から、地球の誕生またその過酷な環境下にて、自身のポテンシャリティにより多様に結びつき、反応しあい、時には分離し無形、有形限らず数多の数の物質を生み出しました
太陽と共にある地球のダイナミズム、胎動は常に見事なバランスで成りたち
海洋・大陸の誕生、氷河期、プレートの移動といった大変動を経て
気候風土の多様性(気候帯、太陽スペクトル、地理、植生)
それに付随する生物の多様性・地域性、文明、文化をも生み出すに至り
こんにち、あまたの生命がこの地球に宿っています

人間が営みを始めてから、狩猟、採集、栽培、住居、衣服と文明と共にたくさんの物質が発展と進化を遂げてきました

”自然”とは何か
この問いに関しては様々な答が返ってくることでしょう

人間の入植により、無垢の姿の環境は近代において身近には見られなくなりましたが
大きな視点で見ると人間の営みも地球の産物そのものです

原始の時代、人間は非力そのものでした
大自然に起きる天変地異や獣たちから身を守り、その環境の恩恵を受けながらも、環境と対峙してきたこともまた事実なのです
環境に適するために住居、衣服、狩猟の道具、食器など必然性の元に数々のものが生み出されて行きました

『文明の前に森があり 文明の後に砂漠が残る』
人間の文明衰退により残され無となった地にはまた何事も無かったかのように緑が覆うことでしょう
その繰り返しではないかと思います

原始文様から始まる芸術
人間が見い出し、生み出してきた”形の美しさ”に全ては刻まれていると感じてなりません

時に恐ろしく、雄大、恵みを与え、生命そのものであった自然
その複雑で複合、非定型の中に秩序を見出し人間は文様を生み出し、時には写実的に表現し
時代を経て二次元から三次元へと表現を変化させていきました

18世紀産業革命以降、手仕事での生産が減少すると、繊細、華麗な曲線に変わり
当時工作機械が生み出したのは粗悪で味気のない製品でした

19世紀末のアールヌーヴォーは工業製品に対する人々の自然回帰への羨望が高まった動きではないかと思います

建築、美術、思想、社会などのすべての歴史はそれら単体では存在しえず全てが相互関係を持ち
思想の破壊と再生を繰り返しています

連綿と続くこの営みは自然のめぐりそのものに重ねることができるのではないかと思います

一人の人間の一生では自然のほんの一場面しか垣間見ることができないでしょう
しかし、ミクロもマクロも相似形、フラクタルとするならば
地球のダイナミズムの紐解きは過去、現在、未来を一連の輪とし、
変化しゆく時代の中、文明と思想を変化させバランスを追求してきた人間の姿を見い出すきっかけになるのではないかと
考えています

これまでの携わってきたこと、地球のダイナミズム、それぞれの知見で活動されてきた方々とのお話を踏まえ
2019年ご報告していこうと考えております
お付き合いいただけましたら幸いです